メインばかりのコース料理は苦しい [音楽小話]

今までのんびりしていた自分がいけないんですけど
突発的に目標の日が決まり、時間がない!と
急にフル回転でいろいろ始めたのでちょっと
お疲れモード。

やっと自分の傾向というかパターンが分かり
妙に納得しています。

***

クラシックの中には大作、重い曲というものがありまして
分かりやすいものだとベートーヴェンの後期のソナタ、
ロマン派だったらショパンやシューマン、リストやブラームスの
キャラクターピースやソナタ。
近現代だったらロシアもののソナタやグラナドスのゴイエスカスなど。

こういうタイプを一つの演奏会で並べると「重量級のプログラム」になります。

演奏会はある程度の金額を出して楽しむ、形に残らない、ということで
外食と満足度が比較されたりします。
(数千円以上のお料理の満足度を超えるのは簡単ではない、です)

演奏会のプログラムはいろいろ考えて作られるので
コース料理に近いかもしれません。
一人の作曲家で組むときも、国別や時代を考慮して決めても
大事なのはバランスだと思います。

重量級の曲が並ぶと要するにメイン、メイン、メイン、メインという感じ。

打ち上げ花火だったら大きいのが連発でもいいんですけど
音楽ではヘビー。
(お料理でもヘビー)

大曲が並んでお得!という人もいらっしゃるようですが
技巧を聴くだけだったらよいのかしら。

聴く側としても私は感性全開で受け取ってしまうので
ひとつの演奏会でいっぱい並んでいると心の
キャパがいっぱいになり苦しいんですよね。

私の器がない、と言われればそれまでですけど
中身のある重いものはそこまで続けて受け取れないんです。

高校の夏休みに1日一冊純文学の名作を読んで
熱をだしたことを思い出しました。

私の場合、そういうタイプかも。


実際のお料理で前菜がかなり好き。
メインもデザートも味わいたいタイプなので
重いものが続くのは心身ともにダメなんです。

演奏会のプログラムは軽重のバランスよく、が聴きやすいな。
小品が並ぶものも魅力的。
ビュッフェみたいな感じ?

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