孤独の中の神の祝福 [音楽小話]
リストの「詩的で宗教的な調べ」の第3曲が
「孤独の中の神の祝福」
好きな音源がアップされていないので
you tubeなどでご紹介できないのが残念ですが
今はものすご~くこの曲が弾きたい気持ちです。
曲の冒頭にラマルティーニの詩が掲げられていているのですね。
その詩をちょっと強引にまとめてみますと
悩んでいた救いを求めていた自分が神秘体験をすることによって
世界観が一変して、新しい私が再生する、
という内容です。
自分の今の気持ちと近いのでしょうか。
私はあまり前置きや説明をしたくないタイプで
音そのもので感じてほしい、伝わってほしい。
普段、プログラムノートなどを書く時にはもちろん事実のみ。
(形式や作られた年代、当時の状況などは参考に書きますが)
でも、この曲は冒頭に詩がのっていることからも明らかなように
それを曲にしたかったのですから説明しないわけにはいきません。
何も知らなくても、深遠な感動に包まれる素敵な曲です。
でも、ただ綺麗に弾いただけではその感動は表面的で・・・。
泣け、といわんばかりの感動を押し売りするような演奏は辟易します。
詩と音楽に心から共鳴できる人だけがこの曲のもつ本当の力を
伝えられるのだと思います。
「孤独の中の神の祝福」
好きな音源がアップされていないので
you tubeなどでご紹介できないのが残念ですが
今はものすご~くこの曲が弾きたい気持ちです。
曲の冒頭にラマルティーニの詩が掲げられていているのですね。
その詩をちょっと強引にまとめてみますと
悩んでいた救いを求めていた自分が神秘体験をすることによって
世界観が一変して、新しい私が再生する、
という内容です。
自分の今の気持ちと近いのでしょうか。
私はあまり前置きや説明をしたくないタイプで
音そのもので感じてほしい、伝わってほしい。
普段、プログラムノートなどを書く時にはもちろん事実のみ。
(形式や作られた年代、当時の状況などは参考に書きますが)
でも、この曲は冒頭に詩がのっていることからも明らかなように
それを曲にしたかったのですから説明しないわけにはいきません。
何も知らなくても、深遠な感動に包まれる素敵な曲です。
でも、ただ綺麗に弾いただけではその感動は表面的で・・・。
泣け、といわんばかりの感動を押し売りするような演奏は辟易します。
詩と音楽に心から共鳴できる人だけがこの曲のもつ本当の力を
伝えられるのだと思います。
フィギュアスケートと音楽 [音楽小話]
フィギュアスケートの世界選手権が始まりましたね。
フィギュアスケートは好きなんですけれど
音楽がちょっと・・・と思うことが多いんです。
曲を決められた分数以内につぎはぎすることや
そこで切るのは「ありえない」ところだったりするのは
もう諦めに近いかもしれませんが。
採点の項目に「曲の解釈」とありますけど
ハッキリ言ってクラシック音楽の曲の解釈は
スケートの審査員には無理です。
音楽になんとなくあっている演技、という感じでしか
わからないでしょう。
なぜって・・・クラシックの専門家だって
解釈ができてない人が多いのだから。
ただ、バレエ音楽やオペラはよいと思います。
話があるからイメージもしやすいし分かりやすい。
バレエは体で物語を伝えるから手や指先の動きまで繊細。
バレエを理解した上で振り付けすれば的外れなことはないでしょう。
宮廷音楽や教会音楽も素地があれば
それなりに理解できるかもしれませんね。
モーツアルトは天真爛漫なのでクラシックの中では
波長があえばわかりやすいかも。
オペラも多数残っています。
(台本というか話の中身はどうしようもないような内容で
全然高尚じゃないのですけどね~曲は綺麗だけれど)
古典派後期、大きくいうとベートーヴェン以降は思想や
人間的な感情があります。
でも直接的でないのがクラシックなんです。
昔は出版社が売れるために勝手につけた題名も数多く
楽譜をちゃんと読める側からすると?なことも多々あります。
それとは別に映画などで使われたからその映画の内容のイメージが
大きくなってしまった曲もありますね。
どちらの例もここではあえて書きません。
(いずれ違う場所で書くかもしれないので)
クラシック音楽の中でも普通に聴いて美しいショパンやドビュッシーは曲者です。
(特にピアノ曲)
貴族社会の名残か、彼らの音楽はストレートではありません。
表面はものすご~く美しいですが、普通に聴いているだけでは
分からないことを音楽にたくさん隠しているのだから。
本当に作曲者の意図がわかったらそんな振り付けは
ないよね、ということも多いんです。
わからなくても、ちゃんと流れと呼吸を読んで
振り付けしてくれればよいのですが
それもなかなか・・・。
よく使われるクラシックの中では
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が
専門家でなくても振り付けしやすいかもしれません。
大きなラインで作れたらそこまで違和感を感じない
曲かな、と思います。
でも、なるべくならクラシック以外の音楽を使って
フィギュアスケートをやってほしい。
ミュージカルや映画音楽、ダンス音楽などだったら
エンターテイナーで心からもっと楽しめるのに。
などとクラシック音楽家は思います。
フィギュアスケート用の専門音楽を作ってみるのもよいかも。
にほんブログ村
フィギュアスケートは好きなんですけれど
音楽がちょっと・・・と思うことが多いんです。
曲を決められた分数以内につぎはぎすることや
そこで切るのは「ありえない」ところだったりするのは
もう諦めに近いかもしれませんが。
採点の項目に「曲の解釈」とありますけど
ハッキリ言ってクラシック音楽の曲の解釈は
スケートの審査員には無理です。
音楽になんとなくあっている演技、という感じでしか
わからないでしょう。
なぜって・・・クラシックの専門家だって
解釈ができてない人が多いのだから。
ただ、バレエ音楽やオペラはよいと思います。
話があるからイメージもしやすいし分かりやすい。
バレエは体で物語を伝えるから手や指先の動きまで繊細。
バレエを理解した上で振り付けすれば的外れなことはないでしょう。
宮廷音楽や教会音楽も素地があれば
それなりに理解できるかもしれませんね。
モーツアルトは天真爛漫なのでクラシックの中では
波長があえばわかりやすいかも。
オペラも多数残っています。
(台本というか話の中身はどうしようもないような内容で
全然高尚じゃないのですけどね~曲は綺麗だけれど)
古典派後期、大きくいうとベートーヴェン以降は思想や
人間的な感情があります。
でも直接的でないのがクラシックなんです。
昔は出版社が売れるために勝手につけた題名も数多く
楽譜をちゃんと読める側からすると?なことも多々あります。
それとは別に映画などで使われたからその映画の内容のイメージが
大きくなってしまった曲もありますね。
どちらの例もここではあえて書きません。
(いずれ違う場所で書くかもしれないので)
クラシック音楽の中でも普通に聴いて美しいショパンやドビュッシーは曲者です。
(特にピアノ曲)
貴族社会の名残か、彼らの音楽はストレートではありません。
表面はものすご~く美しいですが、普通に聴いているだけでは
分からないことを音楽にたくさん隠しているのだから。
本当に作曲者の意図がわかったらそんな振り付けは
ないよね、ということも多いんです。
わからなくても、ちゃんと流れと呼吸を読んで
振り付けしてくれればよいのですが
それもなかなか・・・。
よく使われるクラシックの中では
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番が
専門家でなくても振り付けしやすいかもしれません。
大きなラインで作れたらそこまで違和感を感じない
曲かな、と思います。
でも、なるべくならクラシック以外の音楽を使って
フィギュアスケートをやってほしい。
ミュージカルや映画音楽、ダンス音楽などだったら
エンターテイナーで心からもっと楽しめるのに。
などとクラシック音楽家は思います。
フィギュアスケート用の専門音楽を作ってみるのもよいかも。
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ラフマニノフピアノ協奏曲第2番 [音楽小話]
久しぶりに引っ張り出してきました。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。
私はラフマニノフのピアノ協奏曲は3番の方が合うといわれたため
本番はオケパートの第2ピアノしか弾いていないですけど
遊びでは時々ピアノソロを弾いていました。
やっぱりコンチェルトは高揚感がありますね!
最初の和音の響からしびれます~。
いつかちゃんと弾きたいと思います。
そういえばこの曲、今年は聴く機会が多そうですね。
どうかよい編曲でありますように・・・。
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この曲の背景や解釈などを知りたい方は
リクエストください♪
ご要望が多ければ記事にしたいと思います。